雑感

ECの売上アップのためにやるべきことを整理しました。

運用時は、やれ広告クリエイティブだの、Instagramやソーシャル展開だの、コンテンツマーケティングだの、サイトUI改善だの、ABテストだの、アプリだの、年間の販促計画だの気になることが多く混乱しがちですが、始めのころは以下の2つに全集中で良いかと思います。


1.売れる商品を見極めて在庫を確保する


経験上、売れない商品はコンテンツやInstagram頑張っても売れません。当たり前です。逆に売れる商品は何もしなくてもそこそこ売れます。店舗で売れるものが、そのままECで売れるわけではないので、ECで売れるものの見極めが大切と思います。


また在庫切れはダイレクトに売上に響きます。EC予算1,000万円だとして、売れ筋商品在庫が800万円分あれば、残り200万円の売り方を考えればOKです。反対に100万円分の在庫しかなければ、他の(売りにくい)商材で900万円分を売る方法を考える必要が出てきます。


売上がなかなか伸びないときは、商品展開は少なくしても、ECで売れる商品を見極めて、在庫を確保することに全集中です。


2.一人あたりLTVの把握、新規獲得後の転換率


例えば新規で購入した人のうち2回めも買う人が30%いたとして、さらに30%は3−4回の購入があるとします。その場合1回購入7割、2回購入2割、3回以上購入1割、と大雑把に出ます。


どのくらいの期間で区切るかはペルソナをイメージして目処をたてて良いと思います。低価格のものであれば3年間とか、高級ブランドであれば10年間とか。ここから一人あたりのLTV算出に繋がります。


先の例でAOV8,000円とすると、LTVおよそ11,000〜12,000円になります。原価率を50%とすると、CPA 5,500−6,000円で獲得する必要があります。LTVは、あくまで新規獲得単価の指標にするため、一度あたりをつけたらその数字が正しいかを検証していくのが良いかと思います。


おそらくCPA 6,000円はハードルが高いと思います。なのでメール会員を設けたり、クーポンを配布したり、そのメール会員から新規購入の転換率がどのくらいになるかを算出できれば、目標CPAを出せると思います。例えばメール会員のうち5人に一人が購入してくれたら、メールアドレス1,000円で集めれば良くて、これは比較的やりやすいのではないかと思います。


自社のユーザ一人あたりがいくらくらいを生涯で買ってくれるのか、リピータへの転換率がどのくらいか、購入履歴をがあれば見れば良し、なければペルソナやそこらへんの統計情報から仮説を立てれば良いです。この把握に全集中しましょう。

新規ユーザの獲得単価をコントロールして、売れ筋商品を少しずつ増やしていけば、売上は確実に上がります。

久々にブログを書きます。前職はIT業界でのマーケティング支援を13年間やっていましたが、直近一年間は高級アパレルブランドのEC事業者に従事しています。IT系というtoB商材から、アパレルというtoC商材にうつり、両者のマーケティングの違いが見えてきました。自身の言語化のためにもそれをまとめてみます。

1.ターゲットやユーザーへのアプローチ方法

BtoBはまずはリード獲得がスタートになると思います。もちろん対象企業が広い場合は認知拡大もありますが、リード獲得を起点にするため相手をイメージしながらアプローチしていくことができます。

BtoCは案件単価が安いため、常に不特定多数にリーチしていくことになります。相手がどのようなユーザーかを想像してペルソナを考えながら進めることになります。その商材に対して自分自身がある程度の知識、好意や親しみを持てないと、ターゲットユーザ像の感性的な部分をイメージしにくくて難しいのではと思います。

2.ターゲットへリーチするチャネル

かなり違うと感じる部分です。BtoBの場合はホワイトペーパー、オウンドメディアとSEO、イベント、会員へのメルマガになると思います。デバイスも基本はPCを考えていれば良いです。他にもPaidメディアやソーシャルもありますが限定的でしょう。

一方でBtoCはこのチャネルが多岐にわたります。アパレルの場合ですがInstagram、LINE、アプリプッシュ通知、Youtubeなどの動画活用、デバイスもPC以上にスマホを意識したUIが超重要です。

CVに向けた広告手法も、BtoBでは極論するとメールとリスティングに集約されますが、BtoCでは不特定多数にリーチを広げながら多くのCV獲得が必要になるため、リスティングを中心にショッピング広告、リマケ、Instagramディスプレイ、LINEなど複数の流入方法を組み合わせることが必要です。

3.顧客の購買理由や動機づけ

BtoBの場合は、ターゲットの実績や同規模の競合事例が購買理由の一番と思います。ただし予算化されないと検討が始まらないため、そのタイミングをはかるのが営業やマーケに求められる部分です。

BtoCは個人で完結するために、なぜ買うのか論理的な説明が難しいです。まずはブランドを好きになってもらう必要が出てきます。BtoBと比べるとブランドへの好感度に左右される部分がはるかに大きく、オンライン上で進めることも変わってきます。


4.コンテンツのデザイン性

最もギャップがある部分と思います。BtoBではターゲットにわかりやすく伝えられるか、で済みます。コンテンツの見た目のデザイン性とかは問われることは少ないです。しかしながらBtoCの場合は、ブランドやその担当者が持つ世界観やこだわりみたいなものが入ってきて、同じLP一枚作るのでも泥沼にハマることがあります。toBでもLPの見た目にこだわることはもちろんありますが多くはなくコンテンツの中身や動線のはりかたの方が重要視されるかと思います


以上、思うままにまとめてみました。そもそも私はマーケターではなく営業なのですが、それぞれのマーケティングぽいことを経験してみて、BtoCの方が複雑なのかなという気はします。

市場を見ていてもBtoCのマーケティングツールや手法は、市場の伸びと合わせていろいろなプレーヤーが出てきています。一方でBtoBのマーケティングツールは市場に出てきても、toCのように一気にシェアを取るものは少なく感じます。マーケティング手法もABMとかTHE MODELとか出てきてますが、基本はリード獲得とPC向けコンテンツであり、直近でも大きな変化はありません。
とはいえ、BtoBでも5G回線が増えてじょじょに動画やSPの活用とかが増えて、いろいろな変化は出てくるとは思っています。

本日、ラグビーワールドカップの開幕戦をラグビー部だった友人と観戦。観戦しながら、経営者にはラグビー経験者が多いらしいが、それはなぜか?という話題に。

友人「ラグビーやっているときに、仲間のミスに対して、瞬間はイラッとくることもあるが、基本は責めない。トライされたあととか、数人で集まって話したりしているが、原因と対策を話している。他責にしない習慣があるため、組織での行動が身につくのではないか」とのこと。

確かに野球でもサッカーでも、同じチームメイト同士での批判とかたまにニュースになるが、ラグビーでは聞いたことがない。単純にメディアでの露出量の差が大きそうだけど、でも納得。

友人「あと、プレー中に短く分かりやすい指示をお互いに出している。頭の回転が早くないとできない。そういう能力が身につく気がする」との意見も。

これも本当になるほどと思った。ラグビーくらい密集するスポーツだと、プレー中の声掛けが超重要な気がする。バスケも密集スポーツな気がするけど、プレーが早いし、人数も少ないので、声よりも反射的に動いている気がします。

あと、以前私の嫁(看護師です)が言っていたのだが、医者にはラグビー経験者が多い、という話について。

「頭が良すぎるやつは、コンタクト競技で発散したいのだと思う」との回答・・
なんか急に短絡的な回答になったなぁ。

先日、たまたま見たひろゆきさんのインタビュー記事


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「営業」の話とも通じるのですが、これからの時代は「それっぽいことが言える」スキルは身につけておいたほうがいいでしょう。

「それっぽいことを言う」は、口からでまかせとはちょっと違います。

いかに相手に「もっともらしい」と思ってもらえるロジックを考えられるか、ということなのですよ。
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営業時に、魅力的に説明する方法は大切で、その提案内容が本当に良かったのか否かは厳密な検証ができないから(良い提案→相手の課題が解決、ということですが、課題解決には複合的な理由が介在するので、一概に良い提案のためかは判断しにくい)、なので話し方をうまくなりましょう、みたいなことが書いてあります。

知り合った初期の段階では、その人が頼れるかどうかは、話し方に大きく左右する気がします。自分自身も、特に最近は話が脱線しがちで、長くなってしまう自覚がめちゃくちゃあって、改善しないとなと真剣に考えてました。マネジメントやリーダーシップも、自分の考えや思いをきちんと言語化して、みんなが理解して動機づけができるようにシンプルに話せることが重要と思っています。

自身の話が長くなる要因を分析すると、本筋の話のほかに、そのときの感情から脱線したり、どれだけ自分がやったかのアピールが入ったり、世の中の動きとかを次々話してしまうなど、いろいろな話が入って長くなっています。年齢を重ねるごとに、当然いろいろと経験したり、知っていることが増えて、それを相手にも理解して欲しい、こんなに頑張っている自分をわかって欲しい、という感情から話してますね。

しかしながらそれをやればやるほど、話が長く、要点がわかりにくくなってしまっているはずです。老人は話が長いと昔から言いますがこういうことなのかも知れません。

それで、この自分の癖をどのように改善しようかなぁと思っていたのですが、上記のひろゆきさんの記事には、話し方講座のyoutube動画の紹介もあったので見てみました。話を端的にまとめることを意識するほかは、メリハリや抑揚をつける、感情を演じて話す、1スピーチ1テーマとして余計なことは話さない、脱線しない、聴衆者を喜ばす内容としてのプレゼントを意識するなどなど。

何気なくTEDの講演動画とか見ていましたが、話が上手い人は、表現力が豊かで、メリハリが効いていて、ときには気持ちを入れて話していますね。軸はぶらさずに、とにかく目にしたものを実況することも訓練になるらしいです。

前回のフィールドセールスの話でも書きましたが、営業は二極化していくと思っていて、その違いは、営業の付加価値をつけた高額商材を売れるか否か、ということだと思います。あまり高くない商材は、プロダクト力とマーケティングで売れるようになっていくわけで、その場合は、営業に会う前に顧客の中である程度は購買を決めています。

逆に比較的高額で、高付加価値をつける商材の場合は、営業の説明の仕方で、相手が抱く信頼感や印象が大きく変わります。そうすると潜在的な課題についても話を聞けたりして、より提案に付加価値を付けやすくなると思います。

本エントリーのタイトルは、営業マンにとっての話し方、としましたが、マネジメントとかリーダーシップとか、組織をまとめるほどに重要なスキルと思います。今まであまり意識したことなかったスキルですが、しばらくは改善を意識して人と話そうと強く思いました。

人に聞いた話ですが、海外ではフィールドセールスの優秀な人が、インサイドセールスをマネジメントするとか。前回(ひとりインサイドセールスのススメ)でも書きましたが、ターゲットが無数にあって、社内にあたるべきリードも数千とかあって、商材があるていど定型化されている場合、インサイドセールスはとても効果的だと思います。

企業向けのSaaSサービスの場合、小規模企業もターゲットになるし、継続利用が前提になるので、インサイドセールス組織で案件を作って、フィールドセールスに繋げて、その後の継続利用を促す、そういうインサイドセールス機能と重要性はどんどん大きくなるだろうなと思います。

で、そういう売り方が中心になっていった場合、案件が出てきたらフィールドセールスが提案→受注となるわけですが、そもそものプロダクトが強かったり、無料トライアルができたりすると、フィールドセールスが出ていく時点で購入がほぼ決まっているわけです。顧客は営業に会う時点で7割は決めているとか聞いたことあるし。弊社で使っている某サービスなんて、おそらく国内シェア1位だし、CMもやっていて認知度も高くてサポートもしっかりしていて、一方でうちのカウンターパートの営業の対応は全く大したことなくて、そうなったときに、これからのフィールドセールスの役割ってなんなのか?と、いろいろ妄想してみました。

1.信頼関係の構築、ニーズを顕在化する質問力
2.提案力(理解力、言語化、知識)
3.インサイドセールスで獲得できないアポイントを獲得する
4.既存顧客から紹介を得る

1については、信頼されるからこそ、相手が本音を話してくれて会話の中で相手のインサイトを見つける、という部分は、おそらくインサイドセールスの電話では一歩踏み込むのは難しい気がします。ただ、信頼関係を築くためにどうするか?という部分は言語化しにくく、顧客のための提案をする、約束は守る、ごまかさない、などで醸成される気がします。一昔前の顧客のプライベートとも接点を持つような営業手法もあるかもしれませんし、持って生まれた素養も大きい気もします。あと営業経験年数とか肩書と比例して、相手が感じる部分もあるでしょう。

あと信頼構築のためにも売り込まない。クロージングで煽らない。一度はうまくいくかも知れませんが、あおって顧客が十分に納得せずに受注しても、情報があふれているので、その後に他のより良いサービスを見つけたりして、そうすると満足度も信頼度も下がっていくと思います。

で私の経験上、フィールドセールスとしてクライアントの業界知識はあった方が良いけど、なくても相手への的確な質問ができると、相手に気づきを促してニーズを顕在化できて、相手から頼られます。フィールドセールスは、対面で30分~1時間くらいは相手と話すわけなので、だからこそ踏み込んだ質問と話ができるわけです。

2の提案力は、1で聞いた内容をどのように具体的な提案にするか。相手の理解が第一で、提案に際してわかりやすく言語化して、かつ良い提案にするためにはいろいろな周辺知識も必要です。相手の気づかなかった課題を見つけて、その解決のためにトレンドをおさえた、クライアントの将来を良くする提案ができると理想です。

それで最近思うのが3,4によるアポイントや紹介を獲得する力。これからのフィールドセールスにどんどん必要になる気がします。営業をかけたいターゲットに対して、会ったこともない相手の課題を想像して、メールや電話で簡潔に内容をまとめて興味を持ってもらう能力・・

今後、簡単なアポイントはテクノロジーの進化とインサイドセールスによって定常的に供給されるようになるでしょう。ただ顧客の状況もいろいろあると思っていて、沢山の営業を受けていたり、課題はあるけど何らかの理由でペンディングになっているような会社とか、通常の手法では振り向かない場合、別の方法でアポイントを取る必要があって、それこそがフィールドセールスでないとできない部分だと思います。大手企業の場合の部門展開なんかも、対面している営業マンが信頼関係を武器にやる方が、きっと効率が良いでしょう。

といろいろ書きましたが、ここで書いたフィールドセールスの能力って、AI では絶対に代用が効かないです。で、1-4のうちの2以外は、基本的な心がけでどんどん上手くなるスキルな気がします。教える際にも営業マンの将来を見据えて、フィールドセールスの役割をきちんと言語化して、スタッフに説明していこうと思ったのであります。

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