
紙巻たばこ値上げの推移
いま1箱いくらでしょうか。
調べてみたら紙巻たばこ1箱あたり580円~600円。
令和7年(2025年)4月現在で、メビウスが580円。
1日1箱で1か月30箱とすると17,400円です!!
庶民からすると、もうお金持ちの嗜好品です。
昭和の時代は200円未満だったような気がします。(気のせい?)
30年ほど前は200円前後だったものが、10円きざみで増え始めて、やがて300円、400円、500円と増えていった感じです。

実際に調べてみました。
上のグラフは、一般社団法人日本たばこ協会の統計データ「年度別販売実績」をグラフ化したものです。
販売代金を販売数量で割って、1箱20本換算した代金推移です。
さまざまな銘柄があるので実際の販売代金とは誤差がありますが、おおむね1990年代は200円台だったものが、ここ30年ほどで500円を超えるところまで推移していることが分かります。
ただし、500円を超えたころから値上げのスピードが一旦落ち着いてきたように感じます。
毎年のように値上げされてたころは「さすがに500円を超えたらやめる」なんて周囲に言ってましたが、
実際のところ、そう簡単にはやめられませんでした。
たばこの税負担割合
財務省ホームページには、「たばこ税等に関する資料」が掲載されています。
代表的なたばこ1箱あたり580円のうち、消費税とたばこ税合わせた合計税額は357.61円、負担割合は61.7%でした。

6割が税金、これが「税金を払っているようなもの」と言われる所以(ゆえん)です。
愛煙家の救世主?加熱式たばこが登場
2014年~2016年ごろ、加熱型のデバイスが各社メーカーから登場しました。
従来の紙巻たばこに比べ、初期投資は必要ですが、たばこの値段そのものは割安だったような気がします。
値段の割安感と、なんといっても煙が少ないのがメリットだったのではないでしょうか。
火を使わないスタイルは画期的でした。何となくですが、多くの人がこちらにシフトしてると思います。
今後のたばこ税引き上げの予定
たばこ税そのものは、各区分(紙巻たばこや加熱式等)すべて合わせて1本当たりに換算すると約15.2円です。(令和7年(2025年)4月現在)
これが、来年令和8年(2026年)の4月と10月、2段階に分けて加熱式たばこの課税方式が段階的に紙巻たばこに近づける見直しが行われます。
さらに令和9年(2027年)4月に1本あたり0.5円税率引き上げ。
令和10年(2028年)4月に1本あたり0.5円税率引き上げ。
令和11年(2029年)4月に1本あたり0.5円税率引き上げ。
と、このように3年連続で合計1本あたり1.5円の税率引き上げが控えています。
20本換算で30円は上がる計算です。
当然販売価格に影響(上乗せ)してくるでしょう。

たばこ値上げの推移まとめ
値上げの中身はほぼ税金ですが、実はここ30年ほどの税収は2兆円前後でほぼ横ばいに推移しています。
販売数量が落ち込んでるから値上げするのか、値上げが販売数量に影響しているのか、どちらも相互に関係がありそうです。
これが一気に値上がりすればやめるきっかけになるのに、ちょっとずつ上がるとその差額は大した金額ではないのでやめることをためらってしまいます。
やめられない弱みにつけ込んで徐々に上げられていくのが、取られる側からしたら実に悲しい話です。
それでも世界に目を向けると1箱2,000円を超える国が多く存在します。
特にオーストラリア、ヨーロッパは高い傾向です。
まだ日本は安いと言えるのかもしれませんが、いつか同じぐらいの水準になったときのことを考えておいた方が良さそうですね。