禁煙生活

タバコをやめて最初の1週間

僕がタバコをやめてから最初の1週間はどうだったのかを振り返ってみたいと思います。

緊張と不安の初日

スタートした初日は目覚めから緊張と不安でいっぱいでした。

前日までに燃焼系や加温系のタバコを断っていたので、多少の自信はありましたが、

「気が狂いそうになるくらいの離脱症状が来たら、自分は耐えられるだろうか」と、重圧に押しつぶされそうになってました。

目覚めてからの一服、通勤途中、会社に到着後、午前中、昼休み、今までは一服してた時間がありました。でもその日はありません。

ずっと緊張と不安から、気が張り詰めていました。

そのせいか、当初恐れていた離脱症状は無い代わりに、何となく手持ち無沙汰な感じがずっとありました。

体の底から求めているわけじゃないけど、頭の片隅でずっと気にしてるような、そんな感覚。

なんとか気をそらしたくて目の前のことに一生懸命取り組んでいました。

実際そうすることで、タバコのことが一瞬忘れられました。

早く時間が過ぎてほしいとずっと思ってました。

禁煙してから初日~3日目ぐらいまでは、自分に隙を見せたら負けそうな気がして、この期間は常にそんな自分と戦っていました。

結局、この緊張感が続いていたので、初日から3日間は無事に続けられました!

二度と戻らないと決意して挑戦したから、自分にも厳しくできたし、それに応えようとモチベーションも高かったので乗り越えられたと思います。

もしあなたが同じ段階まで到達していたら、決意した自分をほめてあげてください!

ここまで決意できたことがすごいんです!

ピークと誘惑

実はタバコの離脱症状(禁断症状)はタバコを断ってから最初の2,3時間が一番のピーク。

そのあと「吸いたい」誘惑が強いのは、初日~3日目ぐらいです。これを過ぎたら何とかいけます。

でも、このあたりを過ぎたころ、つまり3日目~1週間ぐらいで慣れというか慢心が生まれるんです。

「なんだ、簡単じゃないか」と。

そこから「1本ぐらい大丈夫だろう」と思い始めます。これが第一の落とし穴です。

最初は達成感がありました。

「タバコなしでもここまでやって来れた」

「よく頑張った」

「乗り越えた自分ってスゴイ」

でも、体に変化は感じられないし、日々の生活も大きな違いが分からない。

以前と変わらずほとんど同じ状況に見えるので、慣れてきて、おもしろくないと感じてしまうんです。

そんな中、周囲は相変わらずプカプカやってるし、新しい刺激も緊張感もなくなってくるのがちょうどこの頃。

おそらくここが一つの分岐点です。早ければここで満足してしまいます。「自分にもできた。やりきった。」と。

1週間過ぎたら自信がわいてくる

禁煙してから1週間ほど過ぎると、タバコを吸わない生活を続けられる自信がわいてきます。

体の変化は正直あまり感じませんが、確実に変化してるのがこの頃。

実際には、このような変化が起こっています。

  • 味覚が改善
  • 臭覚が改善
  • 歩行が楽になる

僕は、階段を上るのが楽になったと感じました。

以前は、息切れが激しく、体への酸素供給が追い付いていないと感じていました。

それが一段飛ばして、上れるようになりました。

ただし、この頃は体力がまだ回復していないので張り切り過ぎに注意です!(普通に疲れます・・・)

禁煙、本当の闘い

しかし、本当の闘いはこれから。

なぜか?

ニコチンから解放され、体は求めていなくても、満足感や吸いごごち良かった記憶は残り続けるから。

いままで吸っていたシチュエーション

  • 寝起き
  • 食後
  • 風呂上がり
  • 就寝前
  • 1~2時間おきのタバコ休憩
  • コーヒーブレイク
  • お酒の席

これらの記憶は消えないので、長期にわたって禁煙した人を悩ませ続けます。

失敗を繰り返す人はこれが原因ではないかと思うほどです。

それほど記憶の誘惑はしつこい!

絶対に吸わないと心に誓っても、夢の中にまでタバコの誘惑が出てきます。

しかも!夢の中では、処分した(持っていない)はずのタバコをなぜか持っていて、いつでも吸える状態で迷っています。

そんな夢を何度も見ます。そして、ほんのちょっとの気のゆるみから「1本ぐらいいいか」と。

火をつけて吸い込んだ瞬間、「あ!やっちまった!」と、目を覚ますんです。

現実に戻って安心します。「夢でよかった。」「現実の自分はまだ吸ってない。」

本当に続けられるかどうか・・・。

自分に自信が無くなり、不安になる瞬間でもあります。

でも大丈夫です。

タバコをやめた人はほぼ同じことを経験してます。

こんな話でも、お互い笑って話せれば、分かる人にはわかる、乗り越えてきた証といえるでしょう。

振り返れば気づくメリット

特に何も感じないという人も、振り返ってみればこの短い間でも、何かしらのメリットがあったはずです。

例えば・・・

  • お金が減るスピードが落ちた
  • コンビニ寄る回数が減った
  • 喫煙所を探さなくていい
  • 時間にゆとりが生まれた
  • 仕事に集中できた・・・などなど。

本当に実感できるのは、もう少し時間がたってからなのかもしれません。

きっと徐々にうれしいことが増えてくるはずですよ。

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