
顔のパーツにふれない効果
コロナ禍でマスク生活を余儀なくされていた当時、その年のインフルエンザ患者報告数は近年では一番低い状況だったそうです。
厚生労働省のホームページにも資料があるので、興味がある方はご覧になってください。

(出所:厚生労働省HP、インフルエンザに関する報道発表資料より抜粋)
例年であれば年末から翌年2月ぐらいにかけてピークとなるわけですが、2025年の第一週は10万人超でした。2024年の年末最終週(第52週)報告数は約30万人でした。
その前年の2023年は、11月後半から10万人を超える報告が続いていました。
ところが2021年と2022年の第一週は2ケタ台と明らかに少なかったことが分かります。
集団防御の威力恐るべしです。これだけはメリットだったのかもしれません。
多くの感染経路は接触感染と聞きます。
マスクはウイルスに感染した手が口に触れる機会を物理的にシャットアウトするわけですから、その効果はうなずけます。
喫煙者の感染症リスク
以前から喫煙者は感染症のリスクが人一倍あるんじゃないかと思っていました。
僕はタバコを吸っていたころは毎年のようにインフルエンザにかかってました。
誰でもかかるときはかかりますが、あまりにも多い。ほぼ毎年でした。
予防接種を受けても受けなくても関係なかった気がします。(重症化は防げていたのかもしれません)
人は自分では意識していないうちに、顔のパーツをさわっているものです。
特に喫煙者は手でタバコをさわって、吸うために口がタバコに触れます。
いろいろなところをさわった手から間接的に体内にウイルスが入ってしまうのでしょう。
今更ながら手洗いの重要性
若い時は、手洗いは汚れを落とすこと以外は意味がないんじゃないかと思ってました。
なぜなら、手の皮膚からウイルスが染み込んでいくわけじゃないから。
菌、ウイルスの侵入口は、口や鼻であって手ではない。
つまりは、空気感染の考え方しか持っていませんでした。
実際のところ、空気感染は吸った空気から体に入ってくるのでもっと恐ろしいみたいです。
手はいろいろなところをさわりますから、バトンのように受け渡されていくんですね。
そう考えると、手洗いは一番簡単で最強な防衛手段だと思います。
秋から冬は感染症のリスクが高くなります。
手洗いはこまめにした方がいいと、ようやく気づきました。思う今日この頃です。