
こんな感じのテキストボックスをシートに貼り付けてしまったんですが、

クリックしても図形や画像みたいに選択できないんです。


Webからコピペしたときに同じ現象が起きるニャー
たくさん図形を使った資料なので、できればそこだけを選んで消せないでしょうか。


細かく調整した後のやり直しは大変!
いい方法があるニャ
選択できないオブジェクト
クリックしても選択できないオブジェクトは、移動したり、消すことができないので、扱いに困ってしまいます。

でもこの方法なら大丈夫!
ちゃんと選択できるし、消すこともできます。
複数あるオブジェクトのうち1コだけを選択する
複数あるオブジェクトのうち、1コだけを選択したい場合。
まず最初に確認したいのがExcelのリボンに、あるタブがあるかどうか。ここから見ていきます。
リボンとは、通常Excelシートの上部に、
「ファイル」「ホーム」「挿入」「ページレイアウト」・・・・と並んでるアレです。
ここに普段マクロを使わなかったり、VisualBasicで作成・編集をしない人は、「開発」タブが無いと思います。
この「開発」タブを呼び出します。

文字の上で右クリックして、「リボンのユーザー設定」を選びます。

「開発」タブにチェックを入れて「OK」。
リボンに「開発」タブが出てきます。

そのまま「コントロール」のなかにある「デザインモード」をクリックしましょう。

少しへこんだようなグレーがかっている間は「デザインモード」になっています。

この「デザインモード」のときは、シートのなかにあるオブジェクトを選択することができます。
選択できるので、移動も削除も可能です。
一気に全部選択するのではなく、直接1つだけ選択したい人はこちらの方が便利です。
たまに使うコマンドはクイックアクセスツールバーに入れておく
日常的に使わないタブやコマンドは、どこにあるのかを探すのも大変です。
そんなときは、左上にあるクイックアクセスツールバーに入れておくと便利です。

「その他のコマンド」から選べます。


コマンドの選択 → [開発]タブ → 「デザインモード」 → 「追加」 → 「OK」
常時右上にこのコマンドがあるので、必要なときに押すことができます。
シート上のオブジェクトを全部選択するときは
次に紹介するのは、シート上のオブジェクトを一つひとつ選択するのではなく、一気に全部選択できる方法です。

「ホーム」タブの「編集」から、「検索と選択」をクリックします。

「オブジェクトの選択」から、対象オブジェクト範囲を選ぶ方法もありますが、
前述のとおり、選択できないオブジェクトも存在するかもしれませんので、
ここでは「条件を選択してジャンプ」を選びましょう。(「ジャンプ」→「セル選択」からでもOKです)

選択対象は「オブジェクト」。

こうすると、シート上のオブジェクトがすべて選択された状態になります。
このままDeleteキーを押せば、すべて消すことが可能です。
オブジェクトを移動したり削除したりするときは状況に応じて使い分けてみてください。