
エクセルで表を作ってる人がいたんですけど、
行・列の削除や挿入を、キーボードの操作だけで
ものすごい速さでやってました。アレって何ですか?
きっと、どのキーを押せばどんなアクションになるかショートカットキーと合わせて覚えているニャ。
慣れるとマウスを使うよりもはるかに速くできるニャ~。
行列選択のショートカット
エクセルの操作に慣れてくるとマウスよりもキーボードで操作することが多くなりますよね。
今回は特にその中でも、行と列の選択と、それと合わせて覚えたい操作を紹介します。
僕はこの組み合わせをよく使ってます。
身につければ操作スピードが格段にアップします。
といっても実は、しばらくこの操作を知らなくて覚えたのはつい数年前のことなんです。早く知っておけば良かった。😆
まず覚える基本はこの2つです。
- 行の選択は、「Shift」+「スペースキー」
- 列の選択は、「Ctrl」+「スペースキー」
行や列を選択したあと行う操作
行や列を選択した後、その次の操作は何でしょうか?
大きく分けて次の5つに分類できると思います。(列は省略します)
- 空白行(or 列、以下略)の挿入
- 行の削除
- 行のコピー&挿入
- 行の切り取り&挿入
- 行の非表示(or再表示)
行列選択とセットで覚えてしまいましょう。
アプリケーションキー(右クリックキー)が無いPCはコレを使う
少し話はそれますが、操作はできるだけマウスは使わずにキーボードだけでやっていきます。
その過程でアプリケーションキー(右クリックキー)も使いますので、もし、使っているPCのキーボードにアプリケーションキーがない場合は、「Shift」+「F10」で代用できます。
中央にあるタッチパッドでも操作できる場合もありますが、セルの位置ズレ(アクティブセルが動いてしまうこと)が起きやすいので注意願います。
行選択&空白行の挿入
行を選択したあとに、その真上に空白行を挿入するパターンです。
サンプルとして以下の表をつくりました。

画像は7行目を選択した状態。
7行目のセル(7行目ならどこでもOK)を選んで「Shift」+「スペースキー」で行全体が選択されます。

挿入は「アプリケーションキー」→
押したら次に「I(アルファベットのアイ)」です。

7行目に新しい空白行を挿入することができました。
もちろん行全体を選択したときに、「Shift」+「上・下キー」で複数行を選択すれば、その数だけ挿入できます。
行選択&行の削除
次は行を削除します。
先ほど増やした空白行を削除してみましょう。

とは言っても、行の挿入と途中までは操作が一緒です。

行を選択したあと、
「削除」は「アプリケーションキー」→
押したら次に「D(アルファベットのディー)」です。

挿入した空白行の削除ができました。
行のコピー&挿入
行選択したあと、その選択行をコピーして別の行に同じ内容を挿入します。
サンプル表の2行目を6行目と7行目の間に挿入します。

まずは、「Shift」+「スペースキー」で2行目を行選択します。そのまま「Ctrl」+「C」でコピー。

次の6行目と7行目の間なので、選択する行は7行目です。ここに挿入します。

「挿入」は「アプリケーションキー」→
押したら次に「E(アルファベットのイー)」です。

2行目にあったものと同じ内容が挿入されました。
ちなみに、別の行に貼り付ける(上書きする)だけなら、コピーモードのときに行(or セル)を選択して「Enter」(または「Ctrl」+「V」)押せばOKです。
行の切り取り&挿入
行選択したあと、その選択行を切り取って別の行に挿入します。
先ほどコピー&挿入した行を動かしてみしょう。

7行目を「Shift」+「スペースキー」で選択。「Ctrl」+「X」で切り取りモードにします。
今回は、2行目と3行目の間に入れてみましょう。

3行目を「Shift」+「スペースキー」で選択。
「挿入」系は、コピーでも切り取りでも「アプリケーションキー」→「E(アルファベットのイー)」です。

切り取った行を3行目に挿入しました。
行選択&行の非表示(or再表示)
最後に選択した行を非表示にしてみます。
先ほどの3行目を非表示にしましょう。


「非表示」は「アプリケーションキー」→
押したら次に「H(アルファベットのエイチ)」です。
ちなみに「再表示」は「アプリケーションキー」
→「U(アルファベットのユー)」です。

選択した行を非表示にできました。
まとめ
今回は、行列選択するときのショートカットと、その次の操作を合わせて紹介しました。
最後におさらいです。
- 行の選択は、「Shift」+「スペースキー」
- 列の選択は、「Ctrl」+「スペースキー」
行列を選択したあとに行う5つの操作(列は省略)
すべて「アプリケーションキー」を押したあとの組み合わせです。
- 空白行の挿入→「I」
- 行の削除→「D」
- 行のコピー&挿入→「E」
- 行の切り取り&挿入→「E」
- 行の非表示→「H」
これらの処理をキーボードだけで操作することができるので、スピードアップにつながります。
これが当たり前にできたらカッコよく見えますよ。
1つ注意点としては、もし集計された明細行を動かすときは、集計範囲に含まれていないことがあるので集計結果は再度確認してみてくださいね。